知らないと損する!医師向けおすすめ副業5選
「当直バイトで稼いでも、税金が高過ぎてぜんぜんお金が貯まらない」
「ただでさえ休みが少ないのに、ついつい休日にもバイトを入れてしまう」
多大な労力をかけて医師になったのに、せいぜい年収2,000万円止まり。
仕事はすっかりルーチンワーク化してしまってつまらないし、そもそも自分がやっている臨床医としての仕事にいったいどこまで社会的意義があるのか……と疑問を感じる毎日。
おそらく日本の医師の9割が感じているであろう、医療業界全体に蔓延っているこの閉塞感、なんとかならないものでしょうか。せめてもう少し経済的に報われたいところ。でも、どうやって…?
この記事では、そんな悩めるあなたのために、医師向けのおすすめの副業5選をご紹介します。
知らずにチャンスを逃さないために、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.副業界の内科といえばコレ!医師向け副業の王道は医療ライター

医師の副業としてここ10年で急速に人気高まっているのが、医療ライターです。どうして人気が高まっているのでしょうか。
それはずばり、医師としての専門性が武器になる仕事だからです。「でも……、ライターなんてもうAIで駆逐されたんじゃないの」いえ、実はそれは違うんです。
たしかに、素人がインターネットを見ながら書いたような、誰でも書ける低品質な記事の需要はAIの登場によって激減しました。そうしたレベルの低いライターは、もはや食べていけなくなっています。
一方、専門性の高いライターの需要は依然として高いままで、専門性と文章力の両方を持っている人材はまさにひっぱりだこです。AIを使って文章を生成したことのある方ならお気づきだと思いますが、AIによって書かれた文章って、端的に言ってつまらないですよね。
確かに文章としてはきれいに書けているものの、結局ありきたりのことしか書かれていません。いわば無色透明なんです。
その点、専門家ライターが書いた記事には、それまで培ってきた経験にもとづく”色”がついています。最近では一般ユーザーも、何かを調べる際にまずAIに聞いてみるのが当たり前になってきています。
特に、調べたい内容が標準的なものであれば、AIに聞けば瞬時に解決するので、わざわざGoogle検索なんてしなくなってきますよね。メディア業界も当然そうした変化には気づいていて、無色透明な解説記事はAIに書かせて、AIでは作れないような独自性のあるコンテンツを専門家に執筆を依頼するようになってきています。
「でも、ライターってコスパ悪そう……。インターネットで見たことあるけど、文字単価0.5円とかの案件もあったし……。」
そうですよね。そう思うのも無理はありません。実際にそういう案件があるのも事実です。
3,000文字の記事を書いて1,500円の報酬だったら、時給10,000円で診療バイトをしていた方がよっぽどいいですよね。でも、一般的なライティングの相場って、実はもっと高いんです。
企業から編集プロダクションやプロライターが依頼されている金額がどれくらいか、ご存じですか。
もちろん案件によって幅があるものの、ざっくりといえば文字単価20円が相場です。中には文字単価50円以上という案件もあります。どうして文字単価20円の案件がクラウドソーシングでは文字単価0.5円で依頼されているのかについてはここでは割愛します。
仮に文字単価20円だとして、それなりに業務に慣れているライターが1時間あたりに書ける文字数をおおよそ2,000文字~3,000文字とすると、1時間あたりの作業単価は40,000円~60,000円になります。
執筆速度の速いライターだと1時間あたり5,000文字以上を書くこともありますから、その場合の時給は100,000円ということになります。
もちろん、実際にはリサーチに時間をかけたり推敲に時間をかけたりする必要性がありますので、1時間あたり1,000文字程度の執筆速度になることもありますが、それでも1時間あたり約20,000円の報酬ですよね。
にわかには信じられないかもしれませんが、勤務医よりも稼いでいる、腕の良い専業ライターは意外とたくさんいるんです。
また、ライター業のいいところは「パソコン1台とネット環境さえあれば、すきま時間に仕事ができる」ということです。
今の時代、パソコンとネット環境を持っていない医師はいないでしょうから、基本的に初期投資はかかりません。さらに、医師には高い専門性がある上、そもそも医療や健康は極めてニーズの高い分野です。
弁護士や公認会計士等の他のプロフェッショナルが訴訟の話や会計の話をするより、医師が医療や健康の話をする方が圧倒的に興味を持ってもらいやすく、需要が大きいのです。
ライター業のメリット
- 専門性が武器になる
- 意外と稼げる
- すきま時間にできる
- 初期投資不要
ライター業の本質は、「言葉で価値を伝えること」です。
世の中にはいろいろな副業がありますが、多くの副業において情報発信力の有無が成功を左右します。もちろん、肉体労働等の情報発信力が求められない副業も存在はしますが、多くの医師が興味を持つのは「知識や経験をいかして社会とつながる」副業のはず。
その意味で、ライター業は副業界の内科のような存在です。
どの方向に進むとしても、まず基礎として身につけておくべきスキルなんです。
2.専門医の副業としておすすめ!エキスパートマッチング

2つ目は、近年急速に拡大しているエキスパートマッチングです。
エキスパートマッチングとは、専門的知見を有する医師等の専門家と、専門的知見を必要としている企業・研究機関・投資家をマッチングさせるサービスです。
いわゆるスポットコンサルティングです。
エキスパートマッチングで依頼される仕事内容
- 製薬企業からの臨床現場ヒアリング
- 医療機器メーカーからのニーズ調査
- ヘルスケアベンチャー企業へのアドバイス
- 医療AI開発企業への専門知見提供
多くの場合、ビデオ会議で1時間程度のインタビューに答えるだけで、報酬は20,000円〜50,000円程度。外資系企業がクライアントの場合、為替相場によっては1時間あたり100,000円程度の報酬になることもあります。
また、会議を必要とせず、送られてきた資料にコメントするだけで30,000円というタイプの案件もあります。
エキスパートマッチングのメリット
- 忙しい勤務医でも空き時間に対応可能
- 専門的知見を活かせる
- 企業とのコネクション構築ができる
- 継続的な顧問契約に発展する可能性
プロフィール登録時には、専門領域をできるだけ詳細に記載しましょう。
「消化器内科」「膵がん」「臨床試験経験あり」など、クライアント企業が検索したキーワードとマッチすれば高単価のオファーが届く可能性が高まります。
医師向けエキスパートマッチングサイトBIZMEDへの登録希望は 公式LINE (登録方法・案件情報などを配信)から。3.医師の権威性を120%活用!医療系コンテンツの監修業務

3つ目のおすすめは、医療系コンテンツの監修業務です。
医師監修と謳った記事や製品、一度は目にしたことがありますよね。
インターネットでの検索順位対策に有効なこともあり、医師監修には一定の需要があるんです。
監修業務の種類
- 記事コンテンツのチェック
- 製品に対するコメントを提供
- 医療アプリの機能性レビュー
- ゲームや動画の監修
監修するコンテンツによって報酬は変動しますが、一般的な病気の解説記事であれば1本あたり5,000円から15,000円程度が相場です。
製品の監修については年間30万円から100万円程度の報酬になることも。1件あたりの監修にかかる時間もコンテンツ次第ですが、短ければ数分程度で終わるケースもあります。
しかし、良い条件で監修業務を引き受けるためには、信頼と経験が不可欠です。
クライアント企業から信頼を得られなければ、好条件で依頼されることはありませんし、一方で監修者としても、自分の意図しない形で内容が修正され、自分の名前とともに不本意なアウトプットが世に出てしまうような事態は避けたいところです。
そもそも、「監修といっても、実際にはどの部分をチェックすればよいのか?」と疑問に思う方も多いでしょう。契約内容や条件交渉に不安がある場合は、監修経験の豊富な医師に相談するのが賢明です。
また、監修は自分の専門領域に限定し、責任範囲を明確にしておくことが重要です。
さらに、法的責任を負わない旨を契約書に明記しておくと安心です。監修業務では、一般的に実名・顔写真・プロフィールの公開を求められることが多いため、勤務先の兼業許可を得たうえで引き受けるようにしましょう。
医師監修業務を始めてみたい、気軽に医師監修業務について相談したい、そんなあなたは 一般社団法人正しい医療知識を広める会 に加入してみてはいかがでしょうか。4.コミュ力やノウハウをいかしたオンラインサロン運営

4つ目のおすすめは、オンラインサロンの運営。「人と話すのが得意」「人に教えられるノウハウがある」というタイプの医師にぴったりです。そもそもオンラインサロンとは、月額課金制で会員に限定情報や勉強会を提供する仕組みです。
オンラインサロンの具体例
- 医学生・研修医向けキャリア講座
- 一般向け健康リテラシー勉強会
- 医師限定開業ノウハウ共有サロン
たとえば会費が月額2,000円だとすると、100人集めれば月200,000円になります。DMMやCAMPFIRE等のプラットフォームを使うと15%から20%程度の手数料を引かれますが、残りのほとんどは手元に残ります。
もしくは、独自の決済ページさえ用意することで、数%の手数料で済ませることもできます。講演や教材販売等の事業と組み合わせれば、年間数千万円以上の事業に成長させることも十分可能です。
オンラインサロン運営のメリット
- 知識を“資産化”できる
- 時間と場所に縛られない
- 教育して成果があがることで充実感を得られる
- ファンができることで影響力も拡大
オンラインサロンの運営をはじめるには、まず既存のオンラインサロンに加入して運営法を学ぶことが鉄則。
5.外科医におすすめ!メディカルイラストレーターとして個人事業主になる

最後に紹介するのは、今じわじわと注目を集めているメディカルイラストレーター。特に、手術記録で絵を描きなれていて解剖に詳しい外科医に特におすすめの副業です。
仕事内容
- 教科書・論文・学会発表用図版の作成
- 医療広告やパンフレットのビジュアル制作
- 手術手技・解剖図の作画
報酬は1枚5,000円〜50,000円程度。個人依頼のほか、出版社や製薬会社から仕事を依頼される場合もあります。
メディカルイラストレーターとして働くメリット
- 医学×アートという自己表現の場
- 教育・研究活動にも応用可能
- 将来的に法人化も視野に入る
- 低コストではじめられる
AI画像生成ツールを補助的に使えば、制作時間を大幅に短縮することもできます。AIであがってきた画像の細かい違和感に気づけるのも、解剖に詳しい外科医ならではの強みです。
副業は、医師として一歩前に進むための「攻め」の選択肢

副業というと「収入が足りないから」「本業がつらいから」といった“逃げ”のイメージを持たれている方もいます。しかし、実際には副業こそがキャリアを広げるための攻めの戦略だと考えることもできるのではないでしょうか。
副業が「逃げ」ではなく「攻めのキャリア」になるケース
- 医療ライターとして伝える力を鍛えたことで研究費の申請書を書くときに役立った。
- エキスパートマッチングで知り合った企業とワクワクするような共同研究が始まった。
- 監修業務で名前を売っておいたことで開業時の集患に役立った。
- オンラインサロンを運営したことで出会いが広がり、条件のよい就職先が見つかった。
- 自分の描いたイラストが権威ある医学誌の表紙を飾った。
このどれもが、医師としての価値を高めるもので、本業に還元されていった好例です。「自分の専門を社会にどう活かすか」を考えながら、経済的利益も得る。
バイトで疲弊する週末を、自分の知識を未来に還元する投資に変えていくことができます。今踏み出すその一歩が、医師としてのキャリアをもう一段階引き上げるきっかけになるかもしれません。
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